自動売買VS裁量売買

自動売買と裁量売買。どちらが有利なのか???経験豊富なトレーダーによって検証済みの取引様態であるという点で、自動取引に分があるという人もいます。 いっぽうで、市場についての「直感」を持っているトレーダーという生身の人間の存在意義を重視する人もいます。確かに、採用する取引様態を決定する前に、それぞれの長所と短所を認識しておく必要があります。初心者が市場について学ぶためには裁量取引に触れてみることは避けて通れない通過儀礼なのかも知れません。裁量取引では、トレーダーは自分が選んだときはいつでもポジションをオープンしたりクローズしたりすることができます。 証拠金を入金し、取引する通貨ペアを選択し、市場動向を見定め、リターン・レベルを設定する。ストップ注文の値(PIPS数など)と利益獲得PIPSを指定してから、注文発注。好感された経済指標発表の直後価格が急騰するときなど、裁量取引のトレーダーは、この手順を考え、踏まえ、そして瞬時に行動を起こせばよいのです。とは言え、取引の成功のためには規律と良い資金管理スキルが必要です。この点、自動売買は、心理面の弱さがトレードに悪影響を及ぼさないようにするために、特に初心者トレーダーにとっては非常に便利で格好のメソッドなのです。トレードの成功を確実にするのに役立つ検証済みの実績のある戦略を使用することができます。経験豊富なトレーダーであっても、自動トレーディングを採用してトレーディングをより効率的にしているのです。前にも述べたように、自動トレーディングの最も顕著な利点は、トレーダーが時間の制約から解放されることです。トレーダーが不利になったときに市場の変化が生じた場合、自動取引システムは先に指定された売買注文を実行する。さらに、自動トレーディングは、トレーダーの意思決定に影響を及ぼす恐れや欲求を防ぎます。感情は、収益性に影響を与える最もやっかいな要因です。恐れや欲求こそが、早すぎる利食い、おそすぎる損切りを往々にしてもたらすものなのです。

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